こんにちは、@vesper です。

AdobePhotoshopCCが2018年10月16日に20.0へバージョンアップしましたが、その際に「コンテンツに応じた塗りつぶし」という機能が追加されました。(正確には強化?)

今日はその使い方をまとめていきたいと思います。
「コンテンツに応じた塗りつぶし」が長すぎるので、通称「コンじる」と呼ばれてますね。

Photoshop、Illustratorの2018年10月のバージョンアップについて下記の記事でまとめていますので、よかったらあわせてご覧下さい。

フレームツールの使い方もまとめました。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」とは?

写真の塗りつぶしを行う機能

「コンテンツに応じた塗りつぶし」は、どういうときに使う物なのかと言いますと、基本的にはレタッチ(写真の補正や修正)になると思います。
写真内に含まれる画像の一部を、削除して補正するツールです。

過去バージョンのPhotoshopにも、写真の修正に関する機能はたくさんありましたが、今回の「コンテンツに応じた塗りつぶし」は、さらに便利でより簡単に処理をしてくれるようになったと思います。

下記は、サンプルに、コスモスの花の写真を消してみたものです。
選択範囲をざっくりと作って、「コンテンツに応じた塗りつぶし」を実行しただけの状態です。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」とは

ここまでが、とても簡単にできます。

……それにしてもこの長い名称をもう少しどうにかして欲しいところです。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」の使い方

つかいかた・手順

おおまかな手順は下記の通りです。

1)選択範囲で囲む

修正したい写真を準備して開き、お好みの「選択範囲」ツールを使って、写真から消したい要素を適当に囲みます。

正確に囲む必要はありません。ざっくりでも大丈夫です。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」

2)「コンテンツに応じた塗りつぶし」実行

選択範囲を作れたら、「コンテンツに応じた塗りつぶし」をメニューから実行します。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」実行

3)プレビューで確認

専用のダイアログウインドウが開きます。
ダイアログウインドウが開くと同時に処理が始まっています。

右側領域のプレビュー画面の、右下あたりに、くるくる動いている処理中のアイコンが消えるまで処理を待って下さい。

プレビューで確認

4)OKボタンをクリックして終了

処理が適用されたことを確認し、ダイアログボックスの右下にある「OK」ボタンをクリックしたら、処理が適用され、元の編集画面へ戻ります。

基本的にはこれで終わりです。とても簡単ですね。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」ダイアログ

もう少し細かくダイアログを見ていきましょう。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」ダイアログ

大きく分けて左側に元の画像が表示されている領域、右側がプレビュー領域になっています。

左側の元画像には、選択範囲の外側に薄いグリーンで色が付いています。
この薄いグリーンの範囲は「サンプリング領域」と言います。

サンプリング領域とは?

サンプリング領域とは?

「サンプリング領域」は、塗りつぶし処理を行う際、画像を埋めるためのサンプル(参考部分)として使われる範囲になります。

サンプリング領域のどこかから、選択範囲内を埋めるために、似たような部分を自動で持ってきて重ね合わせて埋めている、というイメージですね。

つまり、写真の中にないものでは塗りつぶしができない、ということになると思います。

上手く塗りつぶしが出来ないときの調整

写真によっては、選択範囲を囲っただけではうまく補正できない場合があります。
そのときに、「サンプリング領域」を調整すれば、キレイに埋められることができます。
この機能は、消えてしまっている部分の加筆にも使えます。

例として、下の写真を使ってみますね。
この写真で、右にある、後ろの花を消したいと思います。

サンプリング領域を微調整するサンプル写真

まずは、消したい部分をざっくり囲んで「コンテンツに応じた塗りつぶし」を実行します。

選択範囲を設定

そうすると、左側の花びらが伸びてしまいました。

適用後の状態

サンプリング領域を調整すると、この伸びてしまっている部分を上手く処理出来ます。
下記のように、花びら部分を少し領域から省いてみました。

サンプリング領域を調整

領域を省いたら自動的に処理がはじまります。

サンプリング領域を微調整

消えました!
こんな感じで、サンプリング領域を微調整することで、上手く適用されます。

サンプリング領域の調整ツール

サンプリング領域の調整ツール

サンプリング領域の調整のため、ブラシや、選択範囲ツールが準備されています。
ブラシは正式には「サンプリングブラシツール」と呼びます。

ブラシのオプションには、消したいとき用(初期値は追加される状態)と、サイズ調整が準備されています。

選択範囲ツールにはなげなわ、多角形選択ツールの二つがあります。
あとは表示用のてのひら、ズームツールですね。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」プロパティ

コンテンツに応じた塗りつぶしのダイアログには、右側にプロパティがあり、設定を色々変更できます。

上部がサンプリング領域の見え方に関するオプションです。
下部は、適用範囲の効果のかかり具合を調整出来ます。

「コンテンツに応じた塗りつぶし」プロパティ

写真によってはうすいグリーンが見えにくい場合もあると思います。
そういう時はサンプリング領域の表示色を変更すると、わかりやすいです。
赤にするとこんな感じです。↓

下部の定期用範囲の効果のかかり具合についてもう少し書いておきます。

カラー適用

サンプリングデータの色の適用具合を調整します。写真によって色々な状態だと思いますので、変更して調子を見ることをオススメします。
プルダウンには4段階用意されています。

  • なし、初期設定、高、さらに高

回転適用

サンプリングデータの適用される際の回転具合です。模様があるときなど、回転したくないときもあると思いますので、調整出来ます。
プルダウンは下記の5通りありますので、適用しながらチェックした方が良さそうです。

  • なし・低・中・高・すべて

拡大・縮小

タイルなど、模様があるものは大きさが変わってしまうと困るケースや、逆に自然物のテクスチャなど変わった方が良いものもあるので、そのようなときチェックを切り換えしてみましょう。

ミラー

模様や正中線で左右反転した鏡のような状態のものなどの場合、チェックを入れると良いと思います。

出力先

出力するレイヤーどうするか下記から選べます。

  • 現在のレイヤー
  • 新規レイヤー
  • レイヤーを複製

元のレイヤーをー残しておきたいときは、下の二つが良いですね。

以上、「コンテンツに応じた塗りつぶし」の使い方でした。

よかったら下記の記事もあわせてご覧くださいね。