今日は、pixivスケッチでデジタルイラストの作業をライブ配信するための方法をまとめてみたいと思います。
pixivスケッチは略して「ピクスケ」と呼ばれたりします。
pixiv内や、アプリ上では単に「Sketch」と表記されていたりします。
~~Sketchという名称のサービスやアプリも多いですので、「ピクスケ」と呼ぶ方が混乱しないかも知れないですね。

目次

イラスト作業のライブ配信をはじめてみよう

ライブ配信とは生放送のことです。リアルタイムで、配信者が視聴者に動画を見て貰うことが出来ます。

近年、イラストや漫画を描いている様子を、ライブ配信するサービスが充実してきていますね。
インターネット環境やパソコン、Webカメラなどさえ準備できれば、誰でも簡単にライブ配信できるようになりました。
発信者にとっては非常に良い環境ですね。

ライブ配信を始めるためには、いくつかのステップがあり、準備が必要です。
アナログイラストと比べるとデジタルイラストはすぐに始められます。

配信するサービスを選ぶ

ライブ配信を始めるには、いくつかのステップがあります。
個人がライブ配信ができるように提供しているサービスはそれほど多いわけではありませんが、
どれも同じというわけではありません。
まずは、どのWebサービスを使って配信するかを選ぶ必要があります。

初心者の方には、pixiv Sketch をオススメします。

イラストやコミックの制作中の様子をライブ配信することが出来るWebサービスは、pixivSketchの他に様々なものがあります。
代表的なものをあげてみます。

  • Youtube ライブ
  • Twitch
  • ニコニコ生放送
  • ツイキャス

他にも色々ありますね。

配信サービスにはそれぞれの特徴があります。
もともとライブ配信は、それなりのPCの知識や機材が必要になるため、初心者や入門者には配信が難しく感じるサービスも多いです。
また、高機能になればなるほどサービス毎に色々な設定が必要になってきます。
そのためまずは利用したいサービスを選択するところから始めましょう。

筆者が配信したことがあるのは、pixivSketch、Twitch、Youtubeライブですが、一番手軽に配信できるのがpixivSketchでした。
ですので、ライブ配信をはじめて行いたい方は、まずはpixivSketchをはじめて見ると良いでしょう。

初心者や初めてのライブにオススメはpixivSketch

イラストやコミックの作業をライブ配信できるサービスは上記に書いたようにいくつもありますが、
さきほども書いたように、とにかく準備を少なくし、手軽にはじめたいなら、pixivSketchでの配信が初心者や入門者にもオススメです。

デジタルでの作画作業配信なら、インターネットに繋がったPCさえあればすぐにでも配信できますので、非常に簡単にはじめられます。

アナログのイラスト作画のシーンをライブ配信するには、手元を写すWebカメラが必要だったり色々準備が必要です。
(後ほど別の記事にまとめてみます。)

その他のサービスはある程度準備が必要

上記にあげたpixivSketch以外のサービスは、少々準備や設定が必要になります。
とくにYouTubeライブやTwitchは、かなり高機能なため、さまざまな設定が必要になってきます。
そのため、PCや配信に慣れた人でないと難しく感じると思いますので、上級者向けです。

ツイキャスやニコニコ生放送は、特徴として30分でライブ配信が終了する仕様になっています。(30分以上配信するには条件があります)
そのため、配信中に時間をずっと気にしなくてはならず、作画作業に集中できず、やや面倒です。
どうしても使いたい場合を除いて、あまりオススメはしません。

デジタルイラストライブ配信時に準備する物

pixivSketchでイラスト作画作業を配信する際の必要なものを見ていきましょう。

ライブ配信の際必要な機材

まずはライブ配信を行う際に必要になってくる機材についてです。

  • インターネットに繋がったパソコン
  • デジタル作画するための機材(ペンタブレット等)

パソコンには、Google Chromeブラウザをインストールして置きましょう。
pixivSketchでの配信には、Chromeのアドオンが必要になります。
(他のブラウザでも可能と思いますが、汎用性を考えてGoogle Chromeがオススメです)

パソコンは、デジタル作画をするためには、それなりのスペックのものが必要になります。
ライブ配信にはPCのパワーもかなり必要になってきます。
クリエイター向けPCやゲーム用PCでしたら問題ないと思いますが、低スペックのPCでは作画しながらのライブ配信は厳しい場合もあります。
まずはテスト配信して確認しましょう。

デジタル作画を普段行っている人ならペンタブレットなど描画するための機器も揃っていると思います。
もしデジタル作画をしたことがないという方は、まずはペンタブレットを購入するところから始めると良いと思います。

ペンタブレットのオススメは下記にまとめています。

pixivIDをpixivSketchと連携しておく

ライブ配信するには、あらかじめpixivのID取得と、pixivSketchとの連携が必要ですので、アカウントを準備しておきましょう。
pixivでIDを取得したら、pixivSketchと連携します。

pixivIDを取得した後、下記にアクセスしてログインすれば連携出来ると思います。

pixiv Sketch – お絵かきコミュニケーションアプリ

描画用ペイントソフトを起動する

ライブ配信する際、配信開始の手順より前にあらかじめペイントソフトを起動しておきましょう。
そうしないと、ライブ配信の選択時に対象になるアプリケーションウインドウが認識されない場合があります。
ペイントソフトは、お好きなものを使いましょう。
私はSAIやクリップスタジオペイントを使うことが多いです。

音声入力にはマイクが必要

自分の声を入力して配信したい場合は、マイクが必要になります。
PC用マイクを準備しましょう。音声はなしでも配信できます。
PC用マイクは色々なタイプがあり説明すると長くなりますので、ここでは割愛します。

準備が出来たら配信してみよう

準備が出来たら、配信してみましょう。配信前に下記を済ませておきます。

  • PixivのID登録、pixivSketchとの連携する
  • 描画用ペイントソフトを起動する
  • 音声配信する場合マイクを準備する

Chromeブラウザで、pixivにログインし、左側メニューの「ライブ配信」をクリックします。

pixivからライブ配信をはじめる

そうすると新しいブラウザのタブが開き、pixivSketchのライブ配信の設定ウインドウが開きます。

ブラウザのアドオンがインストールされる

初回のライブ配信時、ブラウザのアドオンや拡張機能のインストールを促されます。
ブラウザのアドオンや拡張機能のインストール必須ですので、これは必ずインストールしなければなりません。
ブラウザアドオンのインストール確認のポップアップウインドウが表示されたらOK等をクリックして許可して下さい。

配信中はアドオン機能で下記のような通知がデスクトップに表示されていますが閉じないように気をつけましょう。
ライブ配信を終了すれば自動で閉じられます。

ライブ配信中デスクトップの通知

配信の内容を入力していこう

設定画面では、ライブ配信をするための設定画面が表示されます。
各項目のチェックと設定をしましょう。

  • サムネイル画像を設定
  • タイトル(20文字)
  • ライブの説明を入力
  • みんなと一緒に描く
  • エール機能を有効にする
  • 限定公開にする
  • 閲覧できる年齢を制限する

pixivSketchライブ配信設定画面

サムネイル画像を設定

配信中、pixivSketchのライブ配信リストの中に表示される際のサムネイル(見本となる画像)を設定します。
設定しなければ、ライブ配信中の画面をそのままサムネイルにすることが出来ます。
画像を用意しサムネイルにすることもできます。

ライブ配信中の画面を映しておくと、現在何の作業をしているのかわかりやすいです。
ただしどの場面がサムネイルになっているのかは、自分ではすぐにわからないのでその点だけおぼえておいてください。
画像を準備したサムネイルにしてしまうと配信中の様子は、その部屋に入らないとわからないようになっています。

タイトル

ライブ配信の自身の部屋のタイトルになります。20文字まで。
「~~(キャラ名)を描きます」「アナログでイラストを描きます」「漫画原稿描いてます」みたいなものが多いですね。配信内容がわかるように、見てくれる人が入りやすいようなタイトル名が良いでしょう。

ライブの説明を入力

タイトルで描ききれなかった説明を書くことができます。
300文字まで入力できます。タイトルで書き切れなかったことを記載しておくと良いでしょう。

みんなと一緒に描く

pixivSketchでは、4人まで同時配信できます。お絵描きチャットのようにお友達同士で同時に配信できます。
部屋に入ってきた人なら誰でも一緒に配信出来ますので、pixivでフォローしていたりする必要はありません。
人数が増えると、画面が分割されていきます。
誰でも参加が可能なので、お友達同士のみで始めたい場合は、あらかじめ限定公開に設定するなどした方が良いです。

エール機能を有効にする

エール機能は配信者を応援する機能です。エールを送る側はpixivポイントが消費されます。
配信者側はとりあえずONにして置いて問題ないでしょう。

限定公開にする

配信URLを知っている人のみが閲覧できる設定です。
友達同士や仲間同士、内輪で集まるときに使用したり、準備やテストしたい場合もこれをチェックしておきましょう。
そうすれば、知らない人が配信を見にくることはありません。

閲覧できる年齢を制限する

R15やR18の内容を扱う場合は必ず設定しましょう。
設定しないで該当する作画を行っていると最悪の場合アカウントがロックされる可能性もありますので気をつけて下さい。

最後に、右下の「配信するボタン」をクリックすれば、配信が始まります。
なお、ライブ配信するまえに、必ず利用規約を読みましょう。

ライブ配信設定を入力

次に、ライブ配信設定のウインドウが開きます。

ライブ配信設定画面

画面共有で配信

PCに映っている画面を共有しながら配信します。デジタルイラストの作業を配信するならこれを選びましょう。

カメラで配信

アナログイラストなど、Webカメラで配信する場合はこちらを選びます。

ドロー機能で配信

pixivSketchのドロー機能(ペイント機能、おえかきアプリのようなものです)を使って配信できます。

マイクをオン、オフ

音声を入力しながらライブ配信できます。つまりしゃべりながら配信が出来ます。これにはPCマイクが必要です。
使わない場合はオフを選んでおきましょう。

通常画質モードで配信・低画質モードで配信

まずは通常画質モードで配信してみましょう。もし配信がうまく行かない場合は低画質モードを試してみましょう。

はじめる!!ボタンをクリックすると配信がはじまるか、画面共有の場合次の画面になります。

画面共有の場合

共有する画面を選択します。

あなたの全画面

画面共有の確認ウインドウ

デスクトップ全体が表示されます。
私のように複数のモニターを使っている場合は、どちらの画面かをここで選びます。
デスクトップを配信する場合、デスクトップに置いてあるものが全て配信を見ている人に見えてしまいますので個人情報等の重要な物がないように気をつけて下さい。
(通常ではセキュリティ面からあまりオススメではありません。)

アプリケーションウインドウ

アプリケーションウインドウを選ぶ

デジタルイラスト配信にはこちらがオススメです。
アプリケーションウインドウのタブをクリックすると、現在起動しているアプリケーションが表示されます。
使用したいペイントソフト(SAIやクリップスタジオペイントなど使うアプリケーション)をクリックして選択して下さい。
アプリケーションウインドウならどんなアプリケーションでも配信できると思うのですが、規約的にイラストやコミック作画以外の配信は禁止されています。(ゲームの実況配信等はNGです)

Chromeタブ(ブラウザ名+タブ)

ご利用中のブラウザのタブを選択することも出来ます。ペイントできるWebサービスを使って配信する場合に利用できます。

どれかを選択したら、「共有ボタン」をクリックしましょう。

テスト配信をして練習しよう

限定公開にチェックを入れればURLを共有しない限り他の人は見に来れませんので、まずは限定公開でテストしてみましょう。
映したい画像が配信映像の画面に映っているか確認しましょう。また、映ってはいけないものが映っていないかなどもチェックして下さい。
調整をしているとき、限定公開にしておかないと、誰かが見に来てしまうことがありますので注意して下さい。

配信時の操作

ライブ配信が始まったら下記のような画面になります。
左側にある各アイコンをクリックするとライブ配信中にも設定を変更できます。

ライブ配信中の画面

画面左のアイコンメニュー

pixivSketchは、一見シンプルですが、実はたくさん機能がありますので、ひとつひとつ見てみましょう。

ライブ配信中の左側のアイコン

配信設定

配信の速度を変更できます。
映像の表示が乱れたり、止まってしまうなどした場合、配信がうまく行かない場合は低画質モードに変えて見てください。

マイクオンオフ

マイクの入力オンオフを切り換えられます。

字幕音声入力のオンオフ

この機能は私は使ったことがないのですが、しゃべった音声がテキストになって相手に伝わる機能のようです。
音声はオフにしたいけど、キーボード入力がしづらい場合などに活用出来るのでは無いでしょうか。

セーフモードオンオフ

セーフモードは、オンにすると、配信映像にモザイクがかかりぼやけるようになります。
一時的に配信者に見られたくない場合やR18、R15などに配慮できる機能です。
上手く使えばクイズなどもできるかも…?

タイムラプス動画撮影

配信を始めたときから、タイムラプス動画撮影は自動的に始まっています。
(以前はボタンを押したときからの録画でした)
ボタンを1度クリックすると、現在までのタイムラプス動画を保存するかどうか選択します。
1度止めるとスクリーンショット撮影も出来るように変わります。

歯車マーク

配信開始時のライブ設定画面を開きます。
ライブ配信を開始した後からでは、変更できない設定もありますので、ここを開いて変更できない設定は、配信をやり直すしか今のところありません。

電源マーク

ライブ配信を終了したいときはこのアイコンをクリックしましょう。

配信中の右側のエリア

配信中の右側は、上部が配信情報、下部がチャットエリアです。

上部の配信情報などのエリア

色々アイコンがありますので、ひとつひとつ確認してみましょう。

右側エリア情報欄

時間:

開始からの時間が表示されています。
人の形のアイコン:現在見ている人の人数

目のアイコン:

今まで見てくれた人の人数(おそらく累計だと思います)

フキダシアイコン:

今までのコメント数。自分のコメントもカウントされます。

ハートマーク:

見に来てくれた人からハートを貰った総数です。

複数人アイコン:

複数人で描く設定にしているこのアイコンが付きます。

鍵アイコン:

限定公開にしているとこのアイコンが付きます。

iアイコン:

配信タイトルや説明のテキスト、サムネイルなど、現在の配信状態を確認できます。

歯車アイコン:

iアイコンの隣にある歯車アイコンは、タイトルや、説明テキストなどの編集が出来ます。
作業中、作業が変わったりしたら編集すると良いでしょう。

配信を終了

配信を終了し、pixivSketchに投稿するかどうかの確認画面が表示されます。

配信映像の確認

配信中、どんな画面が表示されているかチェックすることが出来ます。
ちなみに、配信映像は完全なリアルタイムではなく数秒~数分遅れているのが普通です。
数分遅れているからといって配信の状態が悪いわけではないです。

シェア

SNS等へライブ配信をしていることを投稿したい時に使います。
Twitterへのシェアは、あらかじめpixivSketchのアカウント設定からTwitterを連携しておくと便利です。
その他の場合、シェア用URLをコピーして貼り付けて使いましょう。

チャット欄

コメントを貰ったり、自分が記入するとここに表示されます。
「チャットする」の欄に文字を入力して、見に来てくれた人とチャットができます。
コメントを貰ったらお礼を言いましょう!
200文字まで1度に入力できます。

チャット欄

プレゼントマーク

チャット入力欄の横のプレゼントマークは、pixivSketchのエール機能を使うことが出来ます。
エールは有料課金の機能で、配信者に応援が出来る機能です。

いいね(ハート)マーク

配信者へ「いいね(ハート)」を送れます。
ちなみに何度もクリック出来ます。連打する人もいますね。

視聴設定

チャット欄の下に、「視聴設定」という文字で書かれた所ですがクリックすると下記の設定が出来ます。

視聴設定

ポップアウトする:
チャットウインドウだけ別の小さなウインドウになります。
元に戻す場合はポップアップしたチャットウインドウを閉じればOKです。

読み上げを無効にする:
デフォルトでは、自動音声がチャットのコメントを読み上げます。
これをオフに出来ます。

いいねの読み上げのみ無効にする:
デフォルトだと、いいねされると「~~さんがいいねしました」と自動音声が流れます。これをオフにすることが出来ます。
チャットのコメントはオンのままです。

いいねのエフェクトを無効にする:
いいねのエフェクトというのは、デフォルトでいいねアイコン(ハートアイコン)をクリックするとハートがふわーっと、上部に舞うようになっています。
これをオフにすることが出来ます。

>マーク

>のマーク

ライブ配信の映像欄と、チャット欄の間に「>」マークがあります。
このマークをクリックするとチャット欄がたたまれます。もういちど「<」をクリックするとチャット欄が元通り開きます。

ライブ配信を終了するときは

ライブ配信を終了するときは、チャット欄上にあるの赤い「配信終了」ボタンか、左側のアイコンから一番下にある「電源マーク」をクリックします。

クリックすると、終了時の画面をpixivSketchに投稿するかどうか、確認の画面が表示されます。
投稿したくない場合は「やめとく」をクリックして終了になります。

投稿する場合は各項目の入力をして、最後に「投稿する」と描いてある青いボタンをクリックします。
自動的にpixivSketchへ投稿されます。(pixivではありませんのでご注意ください)
自分がよく使うタグの候補が表示されますので、投稿時活用出来ます。

配信終了時

ここで配信自体は終了になっていますが、ライブ配信していたブラウザのタブを閉じておきましょう。

これでライブ配信は終了です。

いかがでしたか?簡単にライブ配信ができて非常に便利です。
また、他の人の配信をみるのも楽しいです。
ぜひ試してみて下さいね。