こんにちは、vesperです。
今日は、Facebookやアメブロのヘッダー画像を作るチュートリアル(手順)をご紹介します。
ソフトは GIMP を使います。
Windows用の説明ですが、Mac版もほぼ同じです。
GIMPをインストールする方法は下記ページに紹介していますので参考になさって下さい。
イラスト制作・写真や画像の編集に使えるフリーソフト「GIMP」を使ってみよう インストール編
では、Facebook用のヘッダー画像をつくってみましょう。
アメブロ用もサイズをアメブロ専用に変更するだけです。
準備
1)写真の準備をする
まずはじめに、使いたい写真を準備しましょう。
デスクトップやピクチャなどのわかりやすいフォルダに使用したい写真をコピーし、フォルダを作っておきます。
このフォルダを作業用フォルダに市、そこに使う写真を入れておきましょう。
2)GIMPを起動
GIMPアイコンをクリックしてGIMPを起動します。
デスクトップにショートカットが無い方は、こちらのページの下の方にある「GIMPを起動してみる」を参照して下さい。
3)使用する画像をGIMP上で開く
使いたい画像を読み込みます。
上部のメニュー 「ファイル」 → 「開く/インポート」
開くを選ぶと、下記のようなウインドウになります。
ちょっと変わったダイアログですが、基本は同じです。左でフォルダを選択し、中央でファイルを選びます。ファイルをクリックすると、右側にプレビューが表示されます。
準備したフォルダから、必要な画像を1つずつ開いてください。
写真を二枚使う場合は、該当する二つの写真データを開きます。
写真を選択すると、右側にサムネイル(小さな参照画像)が表示されます。
2枚画像を開くと、下のようになります。
4)新しいキャンバスを作成
Facebookやアメブロに、アップロードするサイズを調べます。
その後、そのサイズの新しいキャンバスを作ります。
それぞれのサイズは、下記の通りですので、参考になさって下さい。
Facebookのヘッダー画像サイズ 幅 851 、高さ 315
アメブロのヘッダー画像サイズ 幅 980 、高さ 400
サイズの確認ができたら、
上部のメニュー 「ファイル」 → 「新規画像」 とメニューを選択します。
ダイアログボックスが出てくるので、該当の数字ピクセル数の数字を入れます。
Facebookのヘッダー画像サイズの場合、 幅 851 、高さ 315 と入力します。
数字を入力し、OKを押すと空白の新しいキャンバスが出来ます。
このキャンバスに先ほどの写真画像を貼り付けていきます。
5)写真のサイズをあらかじめ調整する
素材となる写真があまりにも大きい場合、先にサイズ調整をすると作りやすいです。
たとえば、仕上がりサイズが、Facebookのヘッダー画像サイズ 幅 851 、高さ 315 の場合、写真自体が、2000ピクセルを超えるサイズになっていると、大き過ぎて、配置などが調整しにくいです。
なので、あらかじめ、小さくしておくと後の加工が楽ですので、この時点で写真の大きさを変えておきましょう。
あらかじめ調整するには開いた写真画像を選択し、
上部のメニューから「画像」 → 「画像の拡大・縮小」を選択します。
ダイアログが表示されますので、サイズを入力していきます。
Facebook用にするなら、縦をピッタリする場合、315と入力します。
高さを入力して、幅の方をクリックすると自動で数値が変わります。
拡大縮小ボタンを押すと実行されます。
小さくなりました。
6)レイヤーウインドウを表示
画像を貼り付けていきますが、その前に、レイヤーウインドウを表示しましょう。
画像を調整する時に、レイヤーという機能を使います。
まずは、レイヤーウインドウ を表示して下さい。
上部のメニュー 「ウインドウ」 → 「ドッキング可能なダイアログ」 → 「レイヤー」
レイヤーウインドウが表示されます。
いまは背景というレイヤーがありますね。これの上に透明な階層を作っていきます。
7)新しいレイヤーをつくる
先ほど作った空白の新しいキャンバスを選びます。
タイトルバーをクリックしておきます。
新しいレイヤーを追加します。画像が2枚あるので
上部のメニュー 「レイヤー」 → 「新しいレイヤーの追加」 を選ぶとレイヤーが追加されます。
レイヤーが追加される前に、レイヤーの名前などをつけるためのダイアログが表示されますので、確認をしてOKを押してください。名称をつけても良いですね。面倒でしたらそのままでも良いです。
レイヤーウインドウを見ると新しいレイヤーが追加されたのがわかります。
画像の貼り付け
1)写真をコピー
開いてある使いたい写真の一つを、選択します。(上部のバーをクリックしたり写真自体をクリックすると選択状態です)
選択できたら、コピーします。
上部のメニュー メニューの「選択」 → 「全てを選択」を選びます。
選択されていると周囲に、もにょもにょっとしたアニメーションが表示されます。
その状態で コピーをして下さい。
キーボードで Ctrl+C や、メニューの「編集」から「コピー」で大丈夫です。
2)画像を貼り付け
次にコピーした画像をこのレイヤーに貼り付けます。
まず空白のキャンバスのタイトルバーをクリックして選択します。
キーボードで、Ctrl+V で貼り付けしましょう。メニューから 編集 → 貼り付け でも大丈夫です。
これで貼り付けが出来ました。
貼り付けすると、レイヤー上では下記のようになっています。
貼り付けをしたままでは、画像の調整が出来ませんので、画像の固定化 = 【フローティングの固定】の作業をします。
3)画像を固定する
フローティングを固定する作業を行います。
表示されたレイヤーリストは、透明なフィルムにそれぞれの貼り付けたものが載っているような状態です。
「フローティング選択範囲(貼り付けられたレイヤー)」
という名前になっていると思います。
(ちなみに、連続して複数貼り付けると、最後のものだけがこの状態になっています。)
①「フローティング選択範囲(貼り付けられたレイヤー)」という名前をクリックして選択しておいてください。
②そのまま、レイヤーウインドウの下部に、「碇マークのアイコン」がありますのでそれをクリックしてください。
貼り付けた写真が、レイヤーに固定されます。下図のようになります。
上記までの手順を繰り返して、もう一枚の画像もレイヤーにしましょう。
調整をしていきましょう
1)位置を調整する
貼り付けた写真の位置を移動する場合は、「移動ツール」を使います。
ツールボックスの中の十字のようなマークです。
もし、ツールボックスが見当たらないようでしたら、
「ウインドウ」 → 「新しいツールボックスを表示」 で表示されます。
ちなみに、赤い×ボタンをおすと消えます。
使い方は移動ツールを選んだ後、レイヤーを確認してから、画像を好きな方向へドラッグすることで調整できます。
キーボードの矢印キーをおしても調整できます。微調整はキーボードからが便利です。
移動調整を完了したら、上記の同じ作業を行って、使いたい全ての画像を調整してみましょう。
移動したい写真のレイヤーを選んでから移動します。
下図の画像のようになりました。
2)保存、出力
完成したら保存します。
上部のメニュー ファイル → 「エクスポート(export)」を選びます。
①ファイルの名前をつけてください。
②フォルダを選択
③ファイル形式の選択 をクリックして開いてください。
④その中名から、「PNG画像」を選択してください。
最後にexport(エクスポート)を押します。
もうひとつウインドウが表示されますが、(↓このウインドウ)そのままエクスポートを押してください。
これで終わりです。
GIMPを終了しようとすると、XCFファイルで保存するか聞かれます。
これはGIMP用のデータです。また加工したいときは保存しておきましょう。必要ない場合は保存しなくても良いです。
.xcf ファイルはGIMPでしか開けないファイルです。
あとで編集する可能性がある場合は
ファイル → 「保存」
で保存します。
3)SNSなどにアップロード
画像が完成したら、フェイスブックやアメブロなどにアップロードしましょう。
これで完了です。
ちょっと長くなりましたが、GIMPをうまく使えば、色々なヘッダー画像を作ることが出来ます。
文字入れなども出来ますので、ぜひ活用してみて下さい。